Beauty Trance

十年経っても色あせない、美しいトランスミュージックをレビューするブログです。 トランスを中心に、ダンス・クラブミュージックをピックアップします。

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1997年にリリースされたトランス




1997年辺りは、ドリーム・ハウスやエピック・ハウスから
トランスへ移行する期間で、
エピック・トランスと呼ばれる
トランスミュージックが完成されつつある時期でした。


ピアノを使ったメロディの美しさはそのままに、
ベースの低音やドラムキックの重低音を強くし、
いかにもトランスらしさが出てきました。

これをやってのけたのは、ロバート・マイルズではなく、
BTやChicane(シケイン)などが挙げられます。


僕が人生で一番聴いたのは、
ロバート・マイルズ、BT、シケインです。

どれが一番なのかは決められないですね。


ロバート・マイルズとBTは以前に紹介したので、
今回はシケインというアーティストを紹介したいと思います。


本名は、Nicholas(Nick) Bracegirdle
(ニコラス(ニック)・ブレイスガードル)で、
1971年生まれのイギリス出身のアーティストです。


アーティストとしてのデビューは1995年で、
Disco Citizensという名義で楽曲をリリースしていました。

その後、1996年にChicaneという名義でリリースした、
「Offshore」が大ヒットしました。


ロバート・マイルズやBTと同じく、
流麗なピアノを前面に出した美しいメロディが特徴です。

ただ、この曲は、元々ダンス・ビートが入っておらず、
ジャンルとしてはチルアウトと呼ばれます。

スパニッシュギターを使っているからなのか、
この曲を聴いていると、
何となく南国の雰囲気が感じられると思います。


オリジナルも素晴らしいのですが、
聴いてほしいのは、これにドラムキックの重低音と、
ハイハットの高音を入れたトランスバージョンです。

ボーカル入りの「Offshore '97」と、
ボーカルなしの「Offshore ( Disco Citizens Remix )」です。

どちらも秀逸な出来ですが、
ボーカルなしの方がトランスの世界を堪能できるかと思います。


その「Offshore」を含めた彼の1st album
「Far From The Maddening Crowds」が1997年にリリースされました。

トランスばかりではなく、ダンス・ビートのない
チルアウトなトラックも多数収録されており、
まさにヨーロッパの楽園、スペイン領イビサ島の雰囲気満載です。
(行ったことありませんが)

このアルバムは大量にプレスされていなかったので、
日本ではすぐに品薄状態となり、
入手困難な幻のアルバムとして、
3万円を超すプレミア価格がついていました。


再リリースしてほしいという要望もあり、
2007年に、「Offshore 2007」という2007年バージョンも収録された
1st albumが再リリースされました。

今買うなら断然こっちですね。


シケインは、現在(2013年)も活動している息の長いアーティストです。

ただ、現在彼の楽曲は、
疾走感あるトランス・ビートの速度も低音も抑えめにし、
ややハウスに近い音作りになっています。


トランスとしては、この1st albumと2nd albumがお勧めで、
アマゾンのトランスのカテゴリ内では、
2nd albumが常にトップ10入りしています。

どちらも超名盤ですので、トランスが好きな人は
両方とも持っておきましょう。


Chicane - Offshore ( Original Mix )


Chicane - Offshore '97


Chicane - Offshore ( Disco Citizens Remix )


Chicane - Far From The Maddening Crowds
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